ブックタイトルアイコットリョーワ 2020総合カタログ

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概要

アイコットリョーワ 2020総合カタログ

施工要領ー補足事項ー●ハイドロテクトについてハイドロテクトの機能、性能を最大限発揮するために、下記注意事項を確認実施ください。ハイドロテクトタイルの注意事項・・・・セルフクリーニング効果は、雨水の洗浄作用を利用するものです。雨水のかからない箇所では、効果を十分に発揮できません。また、鉄錆び汚れやセメント成分の白華・虹彩汚れは、ハイドロテクトタイルでは分解できない成分です。ハイドロテクトタイルと取り合う伸縮調整目地には、テレケリックポリアクリレート系シーリング材を使用すると汚れ防止に効果があります。詳細は、シーリングメーカーにご確認ください。ハイドロテクトタイルはセルフクリーニング効果がありますが、目地材には無いため、目地部の汚れが目立つ場合があります。汚れが目立ちにくい目地材(灰色・濃灰色)をご選定ください。ハイドロテクトタイル(外装用)の耐久性は、一般磁器質タイルと同等です。JIS A 5209規格の耐薬品性・耐凍害性・耐摩耗性などの試験結果は、「変化なし」との評価が得られています。施工後の洗浄についての注意事項施工要領・・セルフクリーニング効果を初期から発揮させるため、ユニット糊が乾燥する前に、水洗いまたはアルカリ洗剤での洗浄を実施ください。タイル表面にユニット糊が残ったまま目地詰めを行うと除去が困難になります。タイル表面に付着した目地材や張付モルタル(カルシウム・シリカ成分)などは、ハイドロテクトでは分解できません。目地詰め後は速やかに希塩酸(工業用塩酸30倍)で洗浄し、酸や汚染物が残留しないよう十分に散水してください。・洗浄は、ナイロンブラシやスポンジなど軟らかいものを使用ください。金属タワシ、カッター、革スキなどの硬質材は、ハイドロテクト機能層を削る場合がありますので、使用は避けてください。タイル先付けプレキャストコンクリート(PC)工法の注意事項・・・・・敷き並べをタイルユニット法で実施する際は、タイルユニット台紙にパイオラン粘着フィルムを使用してください。凹凸の大きい面状、テクスチャーの粗い面状タイルを使用する場合は、粘着力の高いフィルムを使用してください。また、タイル表面にコンクリート硬化遅延材を塗布することで、脱型後の省力清掃に効果があります。ラスタータイル同様、高温・高圧下でアルカリ成分にさらされると、光触媒層や釉薬層が侵される恐れがあります。オートクレープ養生は避け、養生最高温度を60℃以下としてください。タイル面の清掃は、ナイロンブラシやスポンジなど軟らかいものを使用ください。金属タワシ、カッター、革スキなどの硬質材は、ハイドロテクト機能層を削る場合がありますので、使用は避けてください。希塩酸(工業用塩酸30倍)で洗浄し、酸や汚染物が残留しないよう十分に散水してください。プレキャストコンクリート部材の保管は、立置きとしてください。平置き段積みは、雨水のたまり(アルカリ水)により、タイル表面に虹彩現象が発生する場合があります。プレキャストコンクリート取付後は、できるだけ早くシーリング工事を実施してください。ジョイント部の溜り水や鉄錆びが虹彩の原因になる場合があります。設置後は、工事汚水がかからないよう、排水パイプの設置にはご配慮ください。342