ブックタイトルアイコットリョーワ 2020総合カタログ

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概要

アイコットリョーワ 2020総合カタログ

JIS資料耐熱衝撃性急激な温度変化や熱衝撃を受けたときに、異常が生じないかを確認する試験。熱したオーブンから110℃以上の温度差のある清水中に入れ、割れ、貫入などの欠点があるかどうか目視観察する。カウンタートップのような局部的な熱衝撃を受ける箇所に使用するときのタイルに適用される。耐貫入性長年の使用で施釉面に貫入が生じないかを確認する試験。1MPaの圧力のオートクレーブのなかに1時間施釉タイルを保持し冷やしてから取り出し、タイルに貫入が生じたかどうかを目視観察する。ただし、装飾のために貫入を施したタイルには適用しない。JIS資料耐凍害性-20±3℃最初に清水中で自然吸水させたタイルを凍結状態と水で融解させた状態とを100回繰り返す。タイルの表面および裏面並びに端部に、ひび割れ、素地または釉薬のはがれなどの欠点が生じていないか目視観察する。凍害を受ける恐れのある場所に使用するタイルに適用される。耐薬品性非切断面タイル切断面各薬品溶液にタイルの約半分を漬け、漬けた部分と漬けない部分の変化の有無を比較する。その結果をクラスに分類する。薬品としては、塩化アンモニウム、次亜塩素酸ナトリウム(プールに使うタイル)、塩酸、クエン酸、水酸化カリウムを使用する。切断面、非切断面、表面の変化の有無変化が認められない切断面に変化が認められる切断面、非切断面、表面に変化が認められるクラスABC無釉品の例施釉タイルでは切断面の観察は行わない鉛およびカドミウムの溶出性酢酸溶液施釉タイルの表面に酢酸溶液を置き、溶出した鉛およびカドミウムの量を原子吸光分析機で測定する。規格値はない。食物が直に接する個所に使用される施釉タイルに適用する。タイル耐滑り性水がかりする床に用いるタイルの耐滑り性について適用する。履物で歩行の場合はC.S.R値、素足歩行の場合はC.S.R・B値を測定する。C.S.R値はタイルの表面にJIS Z 8901に規定する懸濁液を、C.S.R・B値はタルク懸濁液をまいて、785Nの荷重をかけた滑り片を斜め上方に引っ張り、滑らせたときの抵抗で評価する。JIS A 5209では、滑り条件を自由に選択できることとなっています。その中でJIS A 1454高分子系張り床材試験方法の条件も選択できます。土足歩行の場合785N安全非常に安全である滑り片ワイヤ床タイルすべり評価尺度20-2かなり安全であるやや安全であるどちらともいえないやや危険であるかなり危険である非常に危険である危険0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4すべり抵抗値(C.S.R.)348